2010/03/26

第1章 序論/1.5 研究の構成

本研究の構成を図1-10に示す。本研究は序論と結論を含めて、7章より構成されている。第1章の序論では、研究の必要性と理論的枠組みを示したうえで、研究の目的及び課題を説明した。また、既往研究を考察したうえで研究の位置付けを示し、研究の方法及び構成を述べる。第2章から第6章までは、大きく3つの部分に分けられる。第一は、韓国と日本における住宅性能表示制度の成立の経緯・枠組みを基づき、法的側面から市場の補完を解明する部分であり、主に第2章に述べる。第二は、住宅性能表示制度の利害関係者(供給者と需要者)の意識に基づき、慣習的側面から実証的検討を行った部分であり、主に第3章、第4章に述べる。第三は、更なる住宅性能表示制度の普及のために不動産情報提供者の意識調査と日本の受容との比較・検討を通じて、制度の補完に向けた実践・実証的検討を行った部分であり、第5章と第6章に述べる。最後に第7章では、本論から得られた知見を整理して結論を出し、今後の課題を述べる。

 図1-10 論文の構成

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